高校野球が賭けの対象にならない理由

野球

野球を取り扱っているブックメーカーでは、プロの試合はすべてが賭けの対象となっている一方で、高校野球などのアマチュアの試合はほとんど取り扱っていません。

ブックメーカーで高校野球が取り扱われない理由はいくつか考えられます。まず、プロと比較して情報を集めなければならないチームの数が多い点が挙げられます。

プロだと日本の場合は12チーム分の情報を集めれば良いですが、高校だと賭けとして成立させるためには全国大会だけでも多くて50チーム分、地方大会から情報集めをすると仮定すると約4,000チーム分の情報を集めなければなりません。

さらに、高校の修業年数上、プロと比べてチームの選手の入れ替わりが激しくなっており、いちから分析をやり直さなければならない機会が頻繁にあります。情報集めと分析をする手間を考えると、高校の試合をブックメーカーで取り扱うのは非常に難しいといえます。

また、高校の試合は全国大会でも実力差が大きいチーム同士の試合が行われることが多く、参加者は簡単に勝敗予想ができてしまいます。そのため、ブックメーカーの運営会社が損をする可能性が高く、この点も取り扱われない理由として挙げられます。

 
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